2024/12/03 21:12

先日、ちょっとした植え替えで土が必要になり、落ち葉の溜まった溝の中に良さそうな土が少しあったので取ろうとしたら、赤いカニががわらわら出てきて、その先に寒くて固まったヒキガエルが落ちていました。こんな浅いところでは寒い冬は越せないだろうと思って、もっとふかふかの藁の下の土の方へ移しました。


東京の団地のベランダでヒキガエルを飼ったことがあります。


息子が小さい頃、団地の近くの公園にはまだ3月になるとヒキガエルが出会いを求めてたくさん集まってきていて

それを10匹ほどビニール袋に詰めてわたしへのお土産に満面の笑みで持って帰ってきました。

私はカエルが好きなのです。

アマガエルを飼っていましたし、カエルの小物をずいぶん持っていました。

でも。

ビニール袋にひとかたまりになった10ほどのヒキガエル。。

かなり唖然としたけど

息子の好意を無にする訳にはいかない。。。

そこで雄雌ひと組だけを飼うことにしたのです。


ベランダにはいろんなものを植えていて植木鉢がたくさんありました。

ヒキガエルはそれぞれ好きな植木鉢を選んでねぐらにして

夜な夜なベランダを歩き回ってはまたネグラにちゃんと帰っていくのでした。

ベランダにはダンゴムシやゾウリムシなどがいましたのでそれを食べていたと思います。

でも、アマガエルも柔らかいハエとかクモとか幼虫が好きなので

ヒキガエルにもそういうものをあげたいと思い

ミミズを取ってきてあげたりしました。

図書館で本を借りていろいろ調べてみると

慣れてくると箸から食べる、

とありました。。

やってみたい!

ヒキガエルの大きな顔は

その前面が全部大きな口で

箸で摘んだミミズを動かすと

「パッポン!」と音を立てて口を開けたので

ミミズを放り込みました。

かわいい。。

息子よ。

やはり夢中になりましたよ。。。



彼らは春の陽気に浮かれでて

その後の急激な冷えに動きが突然鈍くなり、高さのある植木鉢に戻れなくなったのでしょう。

ずいぶん経ってから

植木鉢のうらで乾涸びたところを見つけました。

気づかず、ごめん。。。


そんなわけで私は

寒くて動けないカエルのことを

少し余計に心配してしまうのです。。