2024/06/14 16:23

北海道に向かうフェリーでイルカの群れに出会いました。


海上スレスレを黒い鳥の群れがフェリーと並走して飛んでいく

と、いうことはその下に魚の群れがいるということ

そこに

イルカの群れも集まってきたのです。

くるんと背びれが見える。

2頭いっしょに泳いでいるのもいる。


縦に斜めにあちこちで魚を追っているみたい。

ほんの時々

身体の全貌が見えるけど

背びれと切り裂く白い波が海中を想像させる。


今日は風もなく穏やかな海面だけど

海の中には魚の大きな群れと

それを追う 

イルカや鳥たちのバトルがあるのだろうか。


船の上で時間ができて

心も頭も東京から離れて

持ってきた元イスラエル兵のダニー、ネフセタイさんの文章を読んだ


ダニーさんは日本で暮らしていて

今のイスラエルに心を痛めている。

イスラエルに生まれて

教育を受けて徴兵で兵士になって

戦闘機に憧れて飛行機乗りになって。

それを

かっこいいと思ったことを今では違っていたと思っている。

戦闘機にできることは二つ。

人を殺すことと物を破壊すること。

食べ物も作れない

物も作れない。。。



船の下の海は地球の70%の面積があり

私たちの住む陸よりもずっと広くてしかも深い。

はるかかなたの深海にも

奇妙な生き物がたくさん生きていて

深海で吹き出す熱いマグマの無機物を食べて

有機物に変えられる生物や

毒物を無毒化できる生き物が

地球を私たちが生きられる環境に作り替えてきた。


私や家族が生まれて生きて喜びあったり諍いをしたり

死んだり見送ったり命を繰り返していけるのは

そんな生き物たちが

いてくれたからなのでした。。。


苫小牧の港まで

イルカは船のまわりで2時間ほども狩を続けて

その姿を何度も見せてくれた。


今夜は苫小牧で

いのちの歌を歌います。